報道によると、観光客が増加している原因として、日本がアジアの人々に対しビザ手続きを簡便化したことと円安が挙げられる。2013年の年初以来、人民元は円に対し39%値上がりした。韓国ウォンは36%、ドルは38%だ。ユーロだけは値上がり度はやや低く、17%の上昇にとどまった。 これらの原因に加え、東京の店舗では至るところで1年前に8%に上がった消費税が外国人に返還されることを宣伝している。つまり昨年度の国内消費を冷え込ませ日本経済を減速させた原因である消費税増税が、逆に外国人向けの「売り」となったわけである。
このマジックがいい作用を及ぼしているように見える。 昨年外国人観光客が日本にもたらした金額は2兆300億円で、これは前年比43%増である。増加傾向はまだ続いており、その主因は中国人観光客の増加にある。 東京の人々はもはや、大きな旅行鞄や真新しいスーツケースを持っていることで彼らを見分けることはない。有名ブランドの炊飯器や洗浄・乾燥機能のあるトイレカバーを持っているかどうかで見分けるようになった。
日本の旅行会社が行った最新調査によると、日本で消費する額が最も多いのは中国人観光客だった。中国人観光客の1人当たりの消費額は平均30万円で、16.9万円のアメリカ人観光客を大きく上回っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月11日