外資の撤退ブームは今後もありえず(一)
外資の撤退ブームは今後もありえず(一)。
タグ： 外資の撤退ブーム
発信時間： 2015-05-12 13:39:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
◇海外との比較：
２０１４年の全世界の海外直接投資流入額は１兆２６００億ドルと、前年比８％減少したが、中国で実際に利用された外貨は１１９６億ドルと１．７％増加。米国、ロシア、ブラジルなどの主要経済国を上回り、初めて世界最大の流入国となった。さらに沈報道官は「ニューノーマル（新常態）下の中国市場には大きなチャンスがあふれており、一段と多くの外資を引き寄せている。一部の企業が撤退しているが、これは中国経済がニューノーマルに移行するのに伴い、経済構造のグレードアップと比較優位の転換が進行しているためだ。これに適応できない外資企業は、転換や撤退を迫られることになる。これは外資を利用する過程で起きる正常な現象であり、数も限られる。撤退ブームなどと騒ぎ立てることではない」と述べた。 開放を続ける中国は、外資にとって依然大きな魅力を有している。最近の新たな動きとして注目されるのが次の３点。
◇監督管理の革新と効率化：
1月に「外国投資法（草案・意見募集稿）」の一般意見募集が行われた。外商投資の事前承認制度が廃止され、内国民待遇とネガティブリストによる外資管理方式に転換した。◇規制緩和と新たなチャンス：４月１０日より新「外商投資産業指導リスト」が実施され、半導体、液晶パネル、新エネルギー車動力電池などの分野に対する投資が奨励された。サムスン集団の姜俊瑛中国副担当は「参入規制の緩和は、外資の中国での投資に大きなチャンスをもたらす」と語る。◇サービス向上と投資環境の改善：中国が外資を引き付けるのは、もはや低コストの労働力や超国民待遇などではなく、安定的で透明性のある法律環境や公正な競争が行なわれる市場環境である。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2015年5月11日
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