商務部のデータによると、2014年、中国と中南米の貿易取引額は2636億米ドルに達しており、取引量が上昇する様相を見せており、双方の輸出入貿易もほぼ均衡化している。今回李氏が訪問する4カ国はラテンアメリカ地域における重要な国家であり、当該地域における中国の主要経済・貿易協力パートナーでもある。2014年、中国と上記4カ国の貿易取引量が中南米との貿易総額の57%を占めた。
中国現代国際関係研究院世界経済問題の専門家陳鳳英氏は、「新常態下の中国経済は海外進出を図るべきだ。国際化戦略の実施は双方にメリットをもたらす。中南米地域は土地が広くて、資源も豊富だ。中国企業は中南米が必要とする優質で廉価な技術と装備を持っていき、地元の経済発展と産業グレードアップをけん引した。双方が高速鉄道、製造業、電子商取引、工業パーク建設といったインフラ整備の分野で協力する潜在力は巨大なものである」と話す。