香港証券取引所と深セン証券取引所の相互乗り入れ制度が年末頃に実施される見込みとなっている。深セン証券取引所は多くの大手ハイテク企業や新興企業が上場している証券取引所だ。
「人々は、『滬港通』を観察している」。「これと同時に、中国市場はより開放的となっており、私達は本格的な中国投資ブームが到来する前に中国に進出しなければならないと投資家たちが考えている」と、クリフォードチャンス法律事務所のファンド投資を専門とする協力パートナーのMarkShipman氏が話す。
「滬港通」は海外投資家にとって、匿名投資に近い投資ツールとなっている。この点は、適格海外機関投資家(QFII)制度と異なる。QFII資格の獲得には、投資家の情報が広く外部に知られるようになり、投資スタンスが探られることもある。