3月に訪中した際習主席と会談するジョコ大統領
インドネシア運輸省の鉄道交通・輸送担当者は、「中国はプロジェクトの実行性に関する調査に着手したばかりだ。我々は日本と中国の調査結果を比較して判断する」と述べた。
消息筋が今年3月に明かした情報によると、日本大使館の高官はインドネシアの関係者に対して、日本の国際協力機構がある600万ドルの高速鉄道プロジェクトの実行性に関する調査を終えたと表明した。しかしこの消息筋は、「日本側がインドネシアに対して、なぜ高速鉄道プロジェクトを委託してくれないのかと質問したところ、政府はまだ正式に決定を下していないと回答された」と述べた。
その数日後、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領が訪日・訪中を開始した。北京訪問中に大統領に随行していたインドネシア国有企業関連部門のリニ・スマルノ氏が、中国側の関係者と会談した。双方はインドネシアの1本の高速鉄道を共同建設することで原則的に合意した。観測筋は、この結果は日本人を失望させたと述べた。