有人潜水艇「蛟竜号」に、国産潜水艇の「仲間」が誕生した。中国初の4500メートル級有人潜水艇の球型船体が24日、中国船舶重工集団公司第725研究所で完成した。4500メートル級有人潜水艇のコア設備の国産化が、重要な一歩を踏み出した。科技日報が伝えた。
この球型船体のサイズは蛟竜号と同様の直径2.1メートルで、製造技術も同様のものを採用した。その過程は、スイカを切ってから張り合わせるようなもので、まず厚板を切り、個別にプレス・成形・組立を行い、それから溶接により球型にする。外観を見ると、観察用の窓が蛟竜号の3つから5つに増えている。最も異なる点は、中国が独自に開発したチタン合金材料「Ti80」を使用したことだ。