Ti80は中国が1985年に米国の「Ti622」をベースに開発した深海潜水艇用の近α型チタン合金で、中程度の強度、高い強靭性・耐蝕性を持ち、溶接が容易なことから、海洋の幅広い分野に使用されている。有人球型船体は4500メートル級有人潜水艇、およびそのコア設備の国産化にとって最も重要な部分となる。
中国は、独自の知的財産権を持ち、国産化率が85%以上に達する4500メートル級有人潜水艇を開発し、同じく4500メートル級の遠隔操作潜水艇・自律型潜水艇と共に、水深4500メートル級の総合調査・作業能力を形成するという目標を掲げている。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年5月26日