ドイツ鉄道は中国製の列車と部品の調達を検討している。同社の取締役会メンバーのHeike Hanagarth氏は、先ほどフランクフルター・ツァイトゥング紙の取材に応じた際に、「アジア、特に中国は今後3−5年内に、当社の列車・部品の調達で重要な役割を担うだろう」と述べた。26日付の独週刊誌『デア・シュピーゲル』が伝えた。
ドイツ鉄道の幹部、5月に訪中 今年中に北京に事務所を設置
Hanagarth氏は5月18−21日にかけて、調達担当者らと共に訪中し、中国南車、中国北車、ファーウェイ、太原重工を視察し、中国の鉄道関連メーカーとのパイプ作りを行った。
Hanagarth氏によると、ドイツ鉄道は今秋にも北京に初の事務所を設置する。中国南車集団(CSR)、中国北車集団(CNR)との業務提携が狙いだ。「この中国企業2社は将来的に、世界市場の半分のシェアを占有する。中国政府も鉄道製品の輸出拡大を非常に重視している」
Hanagarth氏はフランクフルター・ツァイトゥング紙の取材に応じた際に、「アジア、特に中国は3−5年内に、当社の列車・部品調達の大半の需要を満たすだろう」と話した。