調達は輪軸から シーメンスがチャレンジに直面
ドイツ鉄道は現在、西部ルール地方の都市ボーフムから、毎年3万5000個の列車用輪軸を調達している。しかし2017年からは、一部の輪軸を中国から輸入することになる。ドイツ鉄道の調達計画の変化に伴い、シーメンスなどの従来のサプライヤーがチャレンジに直面することになる。
Hanagarth氏は、「当社はシーメンスなど現在のサプライヤーに対して、ライバルの製品を真剣に検討しているという姿勢を明確にしている。中国政府もドイツへの列車輸出に興味を示している」と語った。
ドイツ鉄道が調達するのがライトレール列車用なのか、動力ユニット列車用なのかは、現時点では不明だ。中国の高速列車「CRH3」のベースとなったのはシーメンスの「ICE-3」で、中国北車集団唐山軌道客車有限責任公司が導入、国産化を実現した。