中国民間の自動車メーカー「比亜迪」は米国のバスの入札で、米国現地およびカナダなどの競合他社を打ち破り、EVバスの受注を相次いで獲得した。同社は「わが社以外にない」という勢いを見せた。
米国のバス調達基準は極めて厳格であるが、比亜迪は圧倒的な力を見せつけた。これは米国に進出した中国企業の中では、極めて稀なことだ。記者は現地を視察し、関係者の取材を行った。同社は米国市場で苦しいスタートから局面を打開し、米国という自動車王国で、EVバスによって「メイド・イン・チャイナ」のハイエンドな道を切り開いた。
比亜迪は先月末、米カリフォルニア州南部のロングビーチ市の運輸部門から、60台のEVバスの受注を獲得した。これは米国のEVバスの歴史において最大の受注規模であり、同社のEVバスにとっても海外市場で獲得した最大規模の受注となり、現地の業界を騒然とさせた。