人々は、初開催の「インターナショナルCESアジア(以下CESアジア)」にはアジア勢の日韓自動車企業の巨頭らが姿を現さなかったことに気付いた。トヨタ、ホンダ、日産、ヒュンダイ、キアのいずれも参加しなかった。他方のアウディ、ベンツ、フォルクスワーゲン、フォードといった欧米自動車企業はチャンスを活かし主賓の座を勝ち取り、中国消費者の歓声を獲得した。
CESアジアは5月27日に閉幕した。「ドイツ系メーカーは中国の消費者を洗脳している」と小言を言いたがる日韓自動車企業は、上海で再度成功を収めた欧米企業と違って、自分たちは身近にある絶好のチャンスを見逃したということに容易に気付くであろう。
果たして日韓自動車企業が手の内を出し尽くして展示・交流できる先進技術を持っていないのか?答えはノーだ。
今年年初、米国で開催されたインターナショナルCESでは、トヨタやヒュンダイなどの日韓自動車企業は派手な演出を行ったことがある。