スイスの国際経営開発研究所(IMD)は27日、主要61カ国・地域対象の2015年版「世界競争力ランキング」を発表した。日本は27位で前年から順位を六つ落とした。共同通信社は28日、経済成長率の鈍化がその主因だと分析した。
首位は3年連続で米国。2位は香港で、3位以下はシンガポール、スイス、カナダの順。中国と韓国は22位と25位と、それぞれ前年より一つランクを上げ、日本を抜いた。
日本は平均寿命や外貨準備高などの項目でトップクラスだったが、財政状態や移民政策、国民の外国語能力などが最低水準とされた。
ランキングは1989年に始まった。初回は日本が首位となり、米国が3位だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年5月29日