中国の新たな台頭が長期化へ
ここでは私の現代世界に対する観点を共有したいと思う。私は現在至る所で、子供への最高のプレゼントは中国語の教育だと話している。19世紀は英国の世紀、20世紀は米国の世紀、そして21世紀は中国の世紀になるからだ。中国が新たな台頭を開始したことは否定できない。中国は歴史上、復興と繁栄を数度繰り返した唯一の国だ。ギリシャ、ローマ、エジプトもかつて栄華を極めたが、中国には歴史上4回の栄華がある。3−4回の衰退もあるが、中国は3−4回の死地からの復活を実現した世界で唯一の国だ。これは他の国が実現しなかったことだ。
1978年までの中国は数百年の眠りについていた。1978年の改革開放により、中国は再び復興の道を迎えた。過去30数年間に渡り、中国は最も成功した国になった。これは一時の繁栄ではない。中国の過去数回の栄華と同じく、長期的に維持される。中国の台頭の時期と規模の大きさを認識していない人がまだ多くいるが、私は皆さんに対して、素晴らしい時代に生を受けたと伝えたい。
米国人の私は一家揃ってシンガポールに移住したが、それもアジアと中国の台頭からパイを分けてもらうためだった。中国は台頭の過程において、一部の課題にも直面し、挫折することもあっただろう。これはどの国でもそうで、運良くこれを免れる国はない。中国の問題を目にしても、失望しないで欲しい。中国は台頭の道を歩んでいるのだから。私は娘に中国語の学習をやめさせることはない。これらの挫折や障害は生活の一部、そして世界の一部であるからだ。