シーメンスとボンバルディアは、自社の鉄道事業を不安視する理由を持っている。中国が巨大な鉄道車両メーカーを作るため、中国南車と中国北車の合併を目指しているからだ。彼らは欧州にも足を踏み入れようとしており、シーメンスとボンバルディアにとって最も重要な取引先であるドイツ鉄道から注目されている。5月27日付の独ディ・ヴェルト紙が伝えた。
ドイツ鉄道は長期的にシーメンスとボンバルディアに列車を発注してきたが、品質は理想的とは言えなかった。高速列車はエアコンの冷房の問題、雪による故障が相次いでいた。普通列車にも、遅延などの問題が頻繁に生じている。ドイツ鉄道はこれに不満を抱いていた。