外国人投資家は、中国の株式市場に対して同じような熱意を持っていない。米調査会社ERFRグローバルが統計を行い、バークレイズが引用した6月10日までの一週間のデータを見ると、中国の株式市場から68億ドルの資金が流出した。また本土と香港で同時に上場する銘柄を見ると、A株の平均株価がH株の2倍となっている。
米MSCIは6月9日、上海総合指数の指数採用見送りを発表したが、これは何の影響も及ぼさなかったかに見える。今週の指数は2.9%上昇し、2008年1月ぶりの高水準となっている。外国人投資家が上海上場銘柄を購入する場合、「滬港通」(上海と香港の株式取引 の相互乗り入れ制度)の上限があり、かつ「深港通」(深センと香港の株式取引の相互乗り入れ制度)が年内に実施される見通しとなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年6月16日