アジア太平洋における米国の3大主要盟友の中で、韓国と豪州は中国とFTAを締結したが、残りは政治優先論の日本だけだ。外交面で誤った立場に固執する日本は、時にはベアマーケットで浮かれた株を下げ相場での損切りに踏み切れない投資家のようで、温存すればするほど損失が拡大する。対中関係における日本と韓国・豪州の勝ち目はもはや一目瞭然だが、日本が断然たる措置で「損切」に踏み切れるか、そう簡単に予想できるものではないだろう。
韓国と豪州は何れも米国主導のTPP協定への加入に積極的な態度を見せているが、現在中国とFTAを締結している。これは世界貿易体系における各経済は相互排斥の関係ではないことが証明されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年6月18日