中国の国家発展改革委員会(発改委)は6月23日、今月承認された第2陣となる3つのインフラプロジェクトを発表した。これは武漢市都市レール交通第3期建設プロジェクト、長春市都市レール交通プロジェクト、北京首都空港運営保障関連施設の改築プロジェクトの3つで、投資総額は1302億5600万元に上る。発改委は6月10日に7つのインフラプロジェクトを承認し、投資総額は1267億2000万元に上った。国家発改委は6月に、2569億7600万元のインフラプロジェクトを承認したことになる。
中国国際経済交流センター諮問研究部副部長の王軍氏は、「最近発表されたマクロ経済データと結びつけると、第2四半期から始まる大規模な経済安定化関連の投資が奏功し始めていることが分かる。しかし経済回復の内的な原動力が依然として不足していることにも注意が必要だ」と指摘した。
王氏はまた、「ゆえに関連政策は現在の力を維持し、緩やかな金融政策、拡張的な財政政策を続け、現在の経済安定化関連の投資規模を維持するべきだ」と提案した。