しかし、一般的には改善された感じはしない。それに対し郝吉明氏は、「重汚染の改善には段階で考える必要がある。大気品質改善にあたり段階的目標を設定している。全国的に大気の質が基準に達するのは2030年前後だろう」と答えている。
「大気品質改善を実現するにはまず、排気ガスの大幅削減が必要だ。特に重点地域での削減が大きなポイントとなる。その際、様々な汚染物の排出削減を強化する必要がある。汚染源からの直接排出をコントロールし、二酸化硫黄や農業から出るアンモニアもコントロールすべきだ。また「北京・天津・河北省」や「長江デルタ地域」など、地域一体の協力システムを構築する必要もあるだろう」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年6月24日