中国科学技術発展戦略研究院が発表した「国家イノベーション指数報告2014」によると、中国のイノベーション力は上昇傾向にあり、前年と同じ19位だったものの、18位のベルギーと差をつめている。3ポイントだった差を1ポイントにまで縮めた。
報告によると、イノベーション指数の上位はアメリカ、日本、スイス、韓国、イスラエルの順で、アジア諸国が3つを占めた。
5項目からなる指標から見ると、中国は4項目で順位を上げ、1項目で下げた。イノベーション資源は29位で1位上昇した。企業イノベーションは13位で2位上昇。イノベーション実績は11位で3位上昇。イノベーション環境は13位で1位上昇。知識創造力は19位で1位下降した。
報告では、中国の主要指標は世界のトップレベルに達したとしている。2013年、中国R&D予算は1912.1億ドルに達し、初めて日本を超え世界2位となった。同年、中国のSCI論文数は21.3万本に達し世界2位となった。世界全体の15%を占める量だ。ただしこれは、いまだアメリカの半分にすぎない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月11日