今回の融資条件指数は先月の-5.8から-5.4に上昇し、改善幅が依然として小幅にとどまっていることから、回復の基盤が依然として弱く、今後金融・財政政策の一層の緩和による景気回復のけん引は必要だ、とHSBCが分析する。
中国国家統計局のデータによると、第2四半期の中国GDP成長率が7%となった。「第2四半期の工業生産高や固定資産投資額などのデータが依然として不振だったことから、より積極的かつ果敢な緩和策が必要不可欠で、政府は下半期にさらに25ベーシスポイントの利下げと200ベーシスポイントの預金準備率引下げに踏み切るだろう」とHSBCが見ている。
「中国融資条件指数」とは、異なる時期における中国融資条件の厳しさを比較することによって、現在の融資状況の判断の指針を示すものだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年7月23日