「第9回世界馬鈴薯(じゃがいも)大会」が、北京市延慶県で28日に開幕した。中国国際薯業博覧会、中国馬鈴薯大会、馬鈴薯主食商品・産業開発国際シンポジウムも同時開催され、初めて4つの大会が一体化し、じゃがいも業界の過去最大規模の盛典となった。世界37カ国のじゃがいも専門家、政府部門の代表者ら3000人以上が出席した。新京報が伝えた。
国際馬鈴薯センターアジア太平洋センターも、延慶県で誕生した。同センターは中国とアジア太平洋で、地域の環境に合った新品種を開発する。同センターの1万2000平方メートル規模のビルは、事務と科学研究の機能を兼ね備える。中国政府はこれを農業科学研究の国際協力のモデルとし、世界の農業科学技術機関との協力を強化したい考えだ。
盧肖平センター長は、「澱粉を多く含み、主食に適し、アジア太平洋での栽培に適したじゃがいもの品種を導入し、じゃがいも主食商品の開発に取り組む」と述べた。
北京アジア太平洋馬鈴薯交易センターも昨日、延慶県で誕生した。同センターは「インターネットプラス」の取引方法を採用し、生産地から販売先、畑から食卓に至る産業ネットワークサービスプラットフォームを構築する。業界内の関係者や投資家によるオンライン取引を促し、中間の手続きを減らし、市場と資本の力によって生産者の増収を促す。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月29日