地方経済の減速がはっきりしてきた中で、成長を加速させている地域があるのはどうしてだろうか。それはサービス業が新たな原動力になっているからである。北京と上海の工業分野での成長率は今年上半期、それぞれ2.6%と1.1%だった。
しかしサービス産業が全経済に占める割合は6~7以上に達しており、その結果として両都市の経済成長率は7%を維持。前期比より成長率を伸ばしている。
上位10地域のうち中部が4割を占める 21世紀マクロ研究院が上半期の地方経済のデータを分析したところ、各地の経済発展に二極化の傾向が見られるという。
重慶と貴州、チベットの西部3地域の経済成長率は、上位1位、2位、4位を占めた。成長率はそれぞれ11%、10.7%、9.1%だった。また内蒙古を除いた西部の12地域は7%の成長を達成した。 中部6省のうち、江西省、湖北省、安徽省、湖南省の4つの省が上位にランクイン。安徽省以外の3省は、前四半期より成長率を伸ばした。中部6省は、石炭王国である山西省以外は7%の成長率を達成。河南省では7.8%に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月30日