日経のFT買収、戦略的な狙い

日経のFT買収、戦略的な狙い。

タグ: 日経 フィナンシャル・タイムズ

発信時間: 2015-07-31 13:41:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

1600億円を投じ、英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)を買収。日本経済新聞社の7月23日の動きは、多くの人を驚かせた。この金額はFTの利益の35倍に相当し、多くの人は日経新聞が「大きな賭けに出た」と判断している。海外は日経新聞によるFTの買収が、妥当な投資であったと認めている。買収額は高くついたが、日本国内でもこれを歓迎・期待する声が一般的だ。

支持者が多いが、多くの人は日経新聞がFTを上手に経営できるかを疑問視している。共同通信社は、国内の企業を買収する場合、買収先の社員の管理が非常に困難であり、ましてや外国企業の買収ならば尚更だと指摘した。日本の経済コメンテーターの山崎元氏は、「日系企業で海外企業買収が上手かったのは米RJRナビスコの海外タバコ事業(RJRI)やなどの大型買収を成功させたJTだろう」と指摘した。同社の新貝康司副社長は著書『JTのM&A』の中で、「買収は自ら有事をつくることである」としているが、この言葉はある問題に当てはまるかもしれない。

今後の経営統合の課題はともかく、今回の日経新聞の気前の良さは、海外を驚かせた。日経新聞の社員の一部も、今回の買収を懸念している。日経新聞の資金フローは、FTを買収するほど十分ではないと分析されている。しかし日経新聞の荒川大祐経営企画統括補佐は、買収は経営能力の範囲内であり、買収資金は自己資金と借り入れで賄うとした。

日経新聞がこれほど大きな賭けをした理由とは何だろうか?日経新聞の岡田直敏社長は先ほど開かれた記者会見で、今回の買収は「グローバル戦略の推進を加速し、時間を節約するため」と述べ、FTのブランド力とデジタル化の経験によりアジア事業を拡大するとした。

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