一部消費項目で消費量がまだ少ないが、2014年に急成長を見せており、市場消費動向の新方向を反映している。2014年、中国住民によるアウトバウンドショッピングの支出増加率が最も高い業者区分がドラッグストアで、支出金額が前年同期比倍増となった。医療・保健サービス関連の支出が5割近く増加し、この分野において中国消費者のニーズが増え続けていることを示しているという。
中国旅行研究院国際所の蒋依依所長は、「中国のアウトバウンド観光の消費規模が絶えず拡大しており、ここ5年近くの消費の伸び率が25%以上となっている。アウトバウンド観光市場の急速な発展とインバウンド観光市場の伸び悩みで、出入国観光消費の格差が拡大し続けている。2009年、中国のアウトバウンド観光消費が初めてインバウンド観光消費を抜いたが、2014年に1000億ドルほどの規模に達した」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年8月3日