「中国経済の減速の真の原因は、過去に例を見ない構造調整によるものだ。この構造改革の広さ、深さ、速さは、これまでどの国でも実践されたことがなかった。構造改革は必然的に、不確定性と成長の減速をもたらす。この下降はハードランディングを生まない。短期的に見ると、超低金利が実施され、政府債が拡大する先進国の政策的環境と異なり、中国政府には財政刺激、預金準備率引き下げ、利下げといった、経済成長を維持する一連の政策ツールが存在する」
「長期的に見て、現在の構造調整は未来の中国の経済成長の基礎を固めると判断した。中国の内在的に強いつながりを持ち、高い先見性を持つ一連の改革案は、将来的に国内の巨大な消費能力を引き出す。需要が疲弊する外部環境の中、中国は中高速の成長を維持できる」
同氏は、海外の大手調査機関の中国の投資の将来性に関する観点について、ロングスパンの「価値動向型」の投資を行う機関投資家は、中国経済の新常態(ニューノーマル)が巨大な投資のチャンスを意味すると考えていると指摘した。