コカ・コーラ・カンパニーの董事長兼CEOであるムータ―・ケント氏(Muhtar Kent)は先日、同社は2015-2017年の3年間に中国で40億米ドルの追加投資計画を発動すると発表。これは、同社が今後3年間に中国市場に40億米ドルを追加投資し、新興市場への投資注力を継続する方針だと意味するものでもある。
ムータ―・ケント氏は、「当社は1979-2014年まで中国で総額90億ドルを投資してきたが、今回は2015-2017年期の投資計画に当たる。今後三年間、中国飲料市場の3大メーカとタッグを組んでインフラ整備やシステム能力の向上を継続すると同時に、流通チャネルの深化と革新型営業の強化を通じて持続可能なビジネスを推進したい」と説明した。「コカ・コーラの投資額を見ると、同社における中国市場の位置づけを垣間見ることができ、中国をはじめとする新興市場は同社にとって業績拡大の重要なけん引役となりつつある」と業界筋がそう分析している。