1999年版の大典と比べ、新たに発表された大典では894の職業が削除され、347の職業が追加された。これらの職業の変更は、科学技術の進歩と関連している。
90年代中頃は、ポケベルが最も流行った時期で、サービスセンターの職員が大人気の職業になった。だが21世紀に入ると携帯電話が一般人に普及し、この職業が必要とされなくなった。
高速鉄道の発展に伴い、高速列車が交通輸送の中で活躍している。これによって高速列車の点検・メンテナンスの需要が生じ、「高速列車整備士」という職業が登場した。また風力発電の普及、太陽光発電産業の発展に伴い、関連する職業の発展が必要となってくる。「ソーラーパネル製造員」、「風力発電ユニット製造員」などの職業がそうだ。
人々の「環境保護」に対する意識が高まり、「グリーンな職業」が重視されている。環境観測員、太陽エネルギー利用人員、タイヤ修理士などの127の職業が、大典の「グリーンな職業」に指定された。その業務内容には点検、保護・改善、生態環境の美化、新エネルギーの生産、効率的な交通輸送力の提供、廃棄物のリサイクルなどが含まれる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月25日