中国のIC(集積回路)産業はここ数年にわたり急成長が続き、なかでも大手数社の勢いが目立っている。これについて専門家は、中国がグローバルIC市場で成長の原動力の一つになっているとの見方を示した。
中国半導体産業協会の統計によると、今年上半期は、IC産業のうち設計業と製造業の急速な伸びが全体の成長率を押し上げた。全体の売上高は前年同期比18.9%増の1591億6000万元。うち設計業は28.5%増の550億2000万元、製造業は21.4%増の395億9000万元、パッケージング・テスト業は10.5%増の645億5000万元だった。
PwCのまとめによると、昨年末時点のグローバル半導体消費市場に占める中国のシェアは、過去最高の56.6%に達した。ここ11年間の年平均で、中国市場の成長率が18.8%となる一方、グローバルICチップ消費市場の成長率は6.6%にとどまっている。