インフレ率の低さが安定成長を保障
人民網日本語版 2015年09月10日08:19人民元の下落は、西側メディアでもトップニュースとして報じられている。例えば英フィナンシャル・タイムズは8日、「不吉な預言者は、資本流出の加速と、中国企業によるドルの空売り、元買いの裁定取引が続くに伴い、人民元の3%の切り下げが、近いうちに元のさらなる暴落を招くと予想している。中国の外貨準備高は8月に940億ドル減少した。中国政府が人民元レートを安定させるため、為替市場への介入に力を入れていることが分かる」と報じた。各メディアの報道を引用し、環球時報が伝えた。
米ウォールストリート・ジャーナルは、「中国の外貨準備高は3兆6500億ドルから3兆5540億ドルに減少したが、減少幅は中国のバランスシートに直接的な脅威をもたらすことはないだろう」と報じた。投資情報サイトInvestopediaは8日、「米国の議員は、中国が人民元レートを操作していると非難しているが、2005年以降、人民元は対米ドルで約30%上昇している。前月、中国人民銀行が人民元を切り下げた後、国際通貨基金(IMF)が歓迎声明を発表した事実はあまり知られていない」と報じた。
米ニュース専門放送局CNBCは8日、中国の輸出入データが8日に発表されたのに続き、9日にはインフレ率、13日には小売売上データ、工業生産高、固定資産投資データが発表されると報じた。