日系主要自動車メーカー6社の中国での2015年8月の新車販売台数が出そろった。「日本経済新聞」の報道によると、日産自動車の販売台数は前月比5.5%減の8万9000台にとどまり、2カ月連続で前年同期を下回った。スズキ、三菱自動車も大幅な前年割れ。一方、トヨタとホンダはそろって大幅増。中国事業において、日系自動車メーカーのなかで明暗がはっきり分かれた格好だ。
日系メーカーで、中国での累計販売台数がトップの日産は苦戦を強いられている。今年2月以降、前年同期比で横ばい、または減少が続いており、改善の兆しもみられない。ある日産販売店の関係者によれば、ここ2年間にわたり、主力新型車の販売すら振るわなかったという。経済環境以外にも、販売の低迷に要因があるようだ。