米国財務省が17日に発表した国際資本統計(TIC)によると、2015年7月の海外からの長期資本流入は77億米ドルの純流入だった。7月に中国は米国債300億米ドル超を売却。売却はここ半年で初めてで、13年12月以来最大の規模。
統計では、7月の海外投資家による米長期有価証券投資は77億米ドルの買い越し、6月は1031億米ドルの買い越しだった。7月の対米証券投資は1419億ドルの買い越し、6月は1103億米ドルの売り越しだった。中国の米国債保有高は、7月が1兆2400億米ドル、6月は1兆2710億米ドル。
7月末時点の中国の米国債保有額は各国の保有額合計の20.4%で、6月の20.6%をやや下回った。1-7月合計で、中国は米国債35億米ドルを売却したが、米国債保有高では引き続き世界一だ。