アジアインフラ投資銀行(AIIB)の総裁に就任する金立群氏は19日、シンガポールで開催のビジネスフォーラムに参加し、「AIIBは公的部門と民間部門との提携を謳っており、多くの民間企業がアジアのインフラ投資分野に参入することに注力する」と述べた。AIIBはプラットフォームとしての役割を発揮し、民間企業の開発・投資をバックアップするという。
金氏は、一般に投資回収までの時間が長く、リスクが高いと思われているインフラ投資について、「AIIBが参加することで、民間企業は安心して現地の政府と話し合いをすることができる」と強調。「全世界の民間企業が加わってくれることを歓迎する」と述べた。 融資姿勢に関しては、アジア、特に低所得国に優先的に投資するとの方針を表明した。