それから、結論の権威性だ。同報告書は全国対外仲裁の司法審査と監督を主管する、最高人民法院民事審判第4法廷の裁判官が中心になりまとめたもので、権威を持つ。
同報告書が発表したデータによると、昨年は全国の235の仲裁委員会が、国内外および香港・マカオ・台湾の11万3660件の案件を受理し、総額にして2656億元規模となった。中国の国際商事仲裁は国際商事係争の解決において重要な地位を占め、その役割と勢力が日増しに拡大している。しかし世界の主な商事仲裁機関が激しい競争を展開しており、中国の国際商事仲裁は世界と比べまだ遅れていることを意識しなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月22日