北京市の新車取引台数が、8月は前年同月比でプラス成長に転じた。7月は10%以上のマイナス成長だった。「北京晨報」が北京北辰亜運村自動車取引市場の月例会で得た情報によると、8月の北京市新車取引台数は4万300台。前年同月比の伸び率は6.9%で、全国平均を9.9ポイント上回った。前月比では8.33%の増加。ただし、1-8月累計販売台数は、依然として前年同期比で10.5%の減少だった。
8月の新車販売回復の要因について同取引市場の顔景輝副総経理は、7月末から8月初めは自動車販売の閑散期だが、ベンツ、北京現代、長安フォード、シトロエン、東風日産などの新車発売が集中したうえ、ハイランダー、新型エクストレイルなどの新車攻勢が加わり、注目度アップと販売増に寄与したと指摘。また、8月はメーカーが値下げキャンペーンを強化したことも新車取引の増加につながった。上海フォルクスワーゲン、上海GM、長安フォードなど大手の値下げに、奇瑞、長城、江淮など中国独自ブランドも追随、日韓のブランドも加わり、活発な取引が行われた。