8月の北京市輸入車販売台数は、前年同月比3.77%減の5100台。天津港の爆発事故の輸入車全体への影響は限定的だが、被害を受けた事故車両のほか、税関が一部のブランドの通関業務を見合わせるなど、一定の影響は出ている。品薄のため、中国規格の高級車は優遇額を2万元調整し3万元に。クライスラーのジープ・グランドチェロキーは優遇を3万元引き下げた。また、一部のメーカーは販売目標を引下げたため、アウディA8、Q7、BMWX5、X6などのモデルチェンジ優遇額を1万元引下げ2万元とした。
自動車市場が年間で最も活況となる9月10月は、メーカーも販促キャンペーンを強化するため、9月も好転が続く見込みだという。顔景輝副総経理は2015年の北京市年間新車販売台数について、08年と同規模の50万台前後のペースを維持するとみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月22日