インドの鉄道当局は先ごろ、高速鉄道3路線に関するフィジビリティスタディを開始する方針を明らかにした。そのなかで、中国鉄路総公司が筆頭になる共同企業体が、ニューデリーとムンバイの間を結ぶ路線を担当する。
また、フランスのSYSTRを中心とする共同企業体がムンバイとチェンナイの間を結ぶ路線、スペインのINECOがニューデリーとカルカッタの間を結ぶ路線のフィジビリティスタディを行う。
この3路線のほかには日本がすでに、ムンバイとアーメダバードの間を結ぶ高速鉄道建設プロジェクトに関するフィジビリティスタディを行い、インド側にリポートを提出した。同プロジェクトはインド当局が計画する最初の高速鉄道。報道によると、日本の安倍晋三首相は、12月に訪印し、同プロジェクトの最終決定と新幹線の技術導入を促す見通しだ。