ワールプール(中国)の章栄中・副総裁によると、スマート冷蔵庫は、ユーザが携帯やパソコンを使って、庫内にある食料の量、保存状況や、健康レシピ、栄養知識を調べられる。さらに、補充が必要な食料をユーザに知らせる機能も備えているという。
一方、価格面では、性能が優れているスマート家電は高めに設定されている。あるブランドのエアコンを一例にすると、スマート機能のある製品は従来の製品より2000元以上高い。ただ、カルフール・安徽区PR部門の唐ブン(雨かんむりに文)経理は、「価格は比較的高いものの、購買力のある消費者はスマート家電に大きな興味を示している」と話す。国慶節連休中に、各店舗はスマート家電の販売促進に注力し、様々な優遇特典を用意。都市で働く若者も、実家に帰省する際にスマート家電を買って帰ることが多いという。
「家電市場で、いまはスマート家電が需要の起爆剤だ――」。こう話すのはワールプール(中国)章副総裁。スマート機能への関心が広まるなか、業界でスマート家電は新たな成長分野として期待されている。家電メーカー各社は新製品の開発に余念がない。より機能が充実化されたスマート家電は今後、続々と市場に投入される見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月8日