交通の一体化は京津冀共同発展の重点のひとつである。今年6月には同地域の統一基準として「ETC(電子料金収受システムの路側機(RSU)の応用技術規範」などが承認された。責任者によると2016年に、交通に関する5つの統一基準が制定される予定。
交通の統一基準の作成における役割分担について、すでに3地区(京津冀)の間では大まかな合意ができている。「3地区を跨ぐ省・市道のナンバリングに関する規則」については、北京市交通委員会が主となり他の2地区が協力し、「河北省高速道路スマート化管理システムの技術規範」「高速道路サービスエリア規範」については河北省交通運輸庁が主となり他の2地区が協力する形となっている。
交通ネットワーク化が加速
このほか京津冀では、交通共通ICカード、自動車電子マーク、バン型自動車ETC、長距離列車インターネット切符販売などの分野で相互接続を実施する。また幹線鉄道、周辺鉄道、郊外鉄道、都市軌道交通を一体化した交通ネットワークも構築する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月29日