中国政府はこのほど、「一人っ子政策」を撤廃し、すべての夫婦に第2子の出産を認める方針を示した。これが乳製品メーカーの苦境脱出の足掛かりとなる可能性がある。ブルームバーグが30日に報じた。
新華社は29日、「乳児用調製粉乳の消費量世界一の国が30年以上に渡る『一人っ子政策』を撤廃し、すべての夫婦に第2子の出産を認める方針を示した」と報じた。今年は中国の輸入の伸び鈍化などにより、世界的に牛乳価格が低迷。基準となるGlobalDairyTradeの入札価格は8月、2008年の記録開始以来の最低水準まで落ち込んだ。