新華社は3日、中国共産党第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)で採択された「第13次五カ年計画」(2016~20年)の策定に関する中共中央の提言を発表した。「第13次五カ年計画」について、大通証券投資顧問部のマネージャー・王駝沙氏は6つの注目点を挙げた。
(一)中国は改革開放とグローバル化を一層加速し、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)を引き続き推進する。(二)中国は今後、6.5%以上のGDP(国内総生産)成長率を維持する。(三)従来型製造業はハイエンド装備製造へ転換する。(四)サービス業の比重を高めることは今後の方向性になる。(五)特に強調された「大健康」は、スポーツ、文化・エンターテインメント、旅行・観光など多くの業界への波及し、向こう10年、20年にわたる中国の重点発展分野になる。(六)2人目出産の容認は重要な政策転換であり、実施のタイミングも非常に良い。中国の人口構成を効果的に改善できる。