韓国の2015年1-9月の貿易額全体で、対中貿易が占める比率が初めて23%を上回った。同時期の対日貿易額の比率は約半世紀ぶりの最低水準に落ち込んだ。韓国メディアが報じた。
韓国統計庁と産業通商資源部のまとめによると、韓国の15年1-9月の対中輸出額は1021億米ドルで、輸出額(3969億米ドル)全体に占める割合は前年同期の25%から25.7%に拡大した。
一方で、当期の対日輸出額が占める割合は5.7%から4.9%に縮小し、1965年に統計を開始して以来の最低水準となった。韓国メディアは対日輸出の縮小について、安倍政権が推進する円安政策と歴史問題をめぐる日韓の溝が深まったことが要因だと指摘する。