中国のトロイカ
とにかく、C919第1機のラインオフに伴い、大型飛行機は高速列車、原子力発電所と並んで中国製のトロイカに名を連ねるだろう。多くの業界アナリストは「高速列車、原子力発電所の成功経験があるので、大型飛行機の国際化への道のりはスムーズに進む可能性が高い」とより楽観的な態度を示す。
事実、商務部(省)によると、この前ロシアで行われた「2015年度・第6回国際イノベーション産業展」で、中国は同産業展初の名誉招待国として参加、130社余りの中国企業が出展した。高速列車、原子力発電所、大型飛行機、掘削プラットフォーム、宇宙探査器などの先進製造業が「中国工業の代表チーム」として、初めて一挙公開した。
国内市場はより大きな「金脈」だ。過去30年、中国民間航空機市場が急速に拡大し、それぞれの航空企業大手は事業拡大の「黄金期」を掴むため、大金を投入し航空機を購入、ボーイングやエアバスにつぎ込んだ米ドルは数えきれない。現在、この航空製造業のパワーゲームにおいて、中国は間もなく2大製造メーカーの長期にわたる寡占市場に割り込み、利益を分かち合うだろう。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年11月4日