第2点は、株式市場の発展は上場企業の発展とともにある、という点。計画が「創業板、新三板の改革」や「戦略的新興企業の発展支援」を打ち出し、イノベーション企業を支援しているのはまさにそのためだ。これらの政策は単に市場を活性化させるだけでなく、企業自身の価値を高めるものでもある。投資家の投資スタイルが、いわゆる「株ころがし」から真に価値のある株式への長期投資に転換することで、現在の高PER問題が解消し、資本市場が長期に成長することになるのである。
「企業にとって、計画の期間は得難い発展のチャンスである」。現在多くの新興企業は海外でIPOを行う傾向があるが、これは中国の資本市場にとって大きな損失である。中国経済の発展と改革の成果は、中国の投資家が享受すべきであろう、という。