マケドニアへの出荷は、中国が欧州向けに高速鉄道車両を輸出する初の案件。欧州鉄道規格TSI基準をクリアし、厳しい欧州市場への参入を果たした。これまでに欧州向けの鉄道車両輸出は、電気機関車、地下鉄車両、ライトレール車両などが一般的だった。これらの車両と比べ、高速鉄道車両はさらに高い技術レベルが求められている。
中国中車株洲電力機車有限公司の陳喜紅・副チーフエンジニアによると、今回の高速車両で初めて低床設計技術を採用。防火、防寒、衛生・清潔、外観設計などの面でも、これまでに同社が国内外での高速鉄道車両の研究・開発、製造、運営で培った経験を生かしたという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月17日