近年中国はAPEC協力でリーダーシップを主導的に発揮する意欲と能力を著しく高めている。これは2014年の北京APEC会議で強く示された。同会議はアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構築の北京ロードマップについて合意し、APEC協力の新たな目標と道筋を計画し、国際社会から高く評価された。
さらに強調しておく必要があるのは、APECが重点的に推進する貿易と投資の自由化・円滑化、包括的コネクティビティなどの協力分野は「1ベルト、1ロード」イニシアティブおよびアジアインフラ投資銀行(AIIB)の枠組での協力と比較的強い一致性または交差性を備え、相互補完、相互促進効果を実現できるということだ。したがって、世界経済ガバナンスへの中国の参画にプラットフォームを提供することで、APECの機能もさらに十分に掘り起こされ、発揮される。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年11月17日