「中国の友人が我々の大家庭に加わることを歓迎する」東南アジア諸国連合(ASEAN)事務局の広報担当者は、「今週末は、ASEAN発展の歴史の節目になる」ため特に喜んでいるという。ASEAN加盟国の首脳は今週土曜日、マレーシアの首都クアラルンプールで開かれる、第27回ASEAN首脳会議に集まり、ASEAN経済共同体の準備完了を宣言し、「2015年、ASEANの願い」という一連の文書を発表する。中国、日本、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランド、ロシア、米国などの首脳が、この歴史的な瞬間を見守る。
ASEAN経済共同体の準備作業の完了を記念する式典が、今回の首脳会議の最大の見所になる。ASEANは1967年の創設以来、ASEAN経済共同体の建設に力を入れてきた。域内の各国は、2015年までの目標達成を希望している。レー・ルオン・ミンASEAN事務総長は、「集団の意志と確固たる約束は、ASEAN経済共同体の順調な設立を支える。ASEANは今後、政治面でより調和的な、経済面でより融合した、社会・文化面でより責任を担う大家庭になる。より重要なことは、ASEAN経済共同体は地域の平和・安定、地域の発展・繁栄を促進する重要な力になることだ。ASEANの人々を含む国際社会は、ASEAN一体化の成果を共有するチャンスを手にするだろう」と述べた。インドネシアのユスフ・カラ副大統領は、「ASEANは今年で48歳で、約半世紀の成長でようやく成熟した。これは銘記すべき重大な成果だ」と話した。
今年のASEAN首脳会議は、「クアラルンプール宣言、手をつなぎ前進」を含む、「2015年、ASEANの願い」という一連の文書を採択する。これは共同体の政治・経済・社会・文化の建設に関連し、発展の共通認識を強化し、発展の目標を明確にし、発展のロードマップを策定する狙いがある。これはASEAN加盟国の今後10年間の共同体の建設の強化、政治・経済・社会の融合の実現の重要な指針になる。レー・ルオン・ミン事務総長は、「一連の文書は、壁を減らし、統一化を進めることで効率を高めることを中心内容とする」と述べた。
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