
中国経済網の楊晨・コメンテーター
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席した習近平・中国国家主席は演説で、「アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の実現を加速し、外資の導入に関する中国の政策は変わらない」と語った。
中国経済網の楊晨・コメンテーターは『我財経』番組で、「中国は世界最大の貿易国であり、貿易額が世界全体の13~14%を占める。世界2位の経済大国として、ほとんどの国にとって中国が最大の貿易相手国だ。このため、習主席がアジア太平洋自由貿易圏を推進する姿勢は、中国のみならず、中国と自由貿易協定を結んでいる国々の経済成長にとってもプラスになる」と指摘した。
日本の第3四半期GDP(国内総生産)が2期連続のマイナス成長となった。これについて、楊晨氏は「日本にとって最大の輸出市場である中国の経済成長の減速が大きな要因だ。経済の構造転換を推進するなか、中国で一部の輸入品に対する需要が縮小している。中国が世界経済に与える影響の大きさは言うまでもない」と分析した。
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