23日午前、「世界ロボット大会」が北京で開幕した。
大会の司会を務めた政治協商会議全国委員会副主席で中国科学技術協会主席の韓啓徳氏はこの中で、「21世紀に入って以来、世界の科学技術は引き続き革新を進め、新たな科学技術革命と産業革命がこれに応じて生じつつある。情報・生命・材料などの技術の交差と融合も進み、新たな経済成長分野が絶えることなく現れ、革新・協調・グリーン・開放・共有は発展の主旋律となり、人類社会の発展はさらに高い段階へと歩みを進め、知能社会の実現は急速に近付いている。ロボットは知能社会の重要な切り口であり、人類の生産方式と生活方式を変えつつある」と語った。
「ロボットの発展すでに世界の共通認識となっている」。韓氏によると、美国の「再工業化」や「産業インターネット」戦略、ドイツの「工業4.0」戦略、日本の「ロボット新戦略」、欧州の「SPARC」計画、韓国の「ロボット強国」、フランスの「新工業フランス」、中国の「中国製造2025」戦略はいずれも、発展の重点をロボットに定めている。世界の科学技術の革新と産業局面に対してロボットは重大な影響をもたらしつつある。