中国の李克強総理は11月25日午前、中東欧16カ国の首脳を蘇州〜上海を結ぶ高速鉄道の試乗に招待した。李総理は前日、蘇州で第4回中国・中東欧諸国首脳会議を主宰した際に、「16プラス1の協力は高速列車のようなもので、3年に渡り、ワルシャワからブカレスト、ベルグラードから蘇州へと加速を続けた。この動車組(新型高速列車)が本日まで走り続けることができたのは、すべての車両が原動力を提供したからだ」と発言した。
蘇州という風情ある庭園と街道、最も現代的な工業団地を持つ都市において、李総理は高速列車と動車組によって16プラス1の協力を巧みにたとえたほか、伝統的な知恵によって次のように説明した。「古代中国の思想家である孔子は、三年有成(三年にして成すこと有らん)と述べた。これは努力を続ければ成果を手にできるということだ」
今回の蘇州の会議は、動車組のように高速運行中だ。さまざまな手配は各車両のように、協力の深化に原動力を提供している。
短い間隙にも、李総理の思考はとどまるところを知らなかった。エストニアの首相との会談では、バルト海の高速鉄道プロジェクトが焦点になった。李総理は、中国は積極的に参与したいと表明した。エストニアの首相は、バルト諸国は環バルト海鉄道連盟を設立しており、代表者として同プロジェクトの交渉を進めることができると述べた。李総理は会談後、直ちに国家発展改革委員会の徐紹史主任を呼び、同連盟と直ちに連絡するよう求めた。