陝西省は「十三五」計画期間中に約2500億元を投じ、鉄道交通ネットワークを整備する計画。約4600キロを建設し、営業キロ数は7000キロを目指す。「包頭―西安」、「西安―成都、銀川、武漢、重慶、南京」などの旅客専用線建設を急ぎ、陝西快速鉄道ネットワークを整備する。省内全市に快速鉄道を開通させ、西安と周辺の8つの省都を高速鉄道で結ぶ構想だ。
また、福建省の初期投資計画は約1600億元で、新規路線1374キロを建設する予定だが、現時点までの省全体の快速鉄道キロ数の合計を上回っている。
北京市は2020年までに、近郊鉄道800キロ以上、都市軌道交通900キロ以上、京津冀都市間鉄道1300キロ以上の建設を目指す。
消息筋によると、中央政府は「十三五」計画期間中に予算内で交通インフラ整備の資金支援を強化する方針。中西部鉄道、都市間鉄道を重点とし、地方財政資金も都市間鉄道や都市軌道交通などの分野に振り向けられる見通しだ。
このほか、高速鉄道の海外進出と「一帯一路」戦略の推進に伴い、汎アジア、ユーラシア、中央アジアの高速鉄道が中国高速鉄道の輸出先の重点となる予定。汎アジア高速鉄道とユーラシア高速鉄道の国内路線はすでに着工済みで、「十三五」計画期間に鉄道産業は旺盛な投資の恩恵を受ける見込みだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月27日